綺の家ノート Kinoya note

社長の侃侃諤諤4

ここ数年で高断熱住宅、高断熱高気密住宅というのをよく耳にするようになった

ある意味やっとである。

実は日本の断熱性能は世界的に見ても相当レベルが低い。

これだけ先進国と言われる中で、意外と思われるかと思うが事実である。

何故これほどレベルが低いかといえば、エアコンが売れなくなるから。

断熱性能を上げれば間違いなくエアコンの台数は減る。

この国は経済大国を維持するべくあらゆる政策を掲げ、経済優先に進むようになっている

だからエアコンを作っている各メーカーが困らないよう、貧弱でレベルの低い断熱材を

住宅の標準仕様として公庫の融資を出す住宅のレベルをそこまで下げ、それをもって

この国の住宅会社も右に習えで、このレベルが最高ですよー!と何も知らない住宅販売の

営業マンが自信満々に宣伝してきたのである。

間違いなく役人さん達はこんなこと数十年前から承知してるはず。

徐々に上がってくる声に反応して制度を考えているのであろう

経済優先。具体的に言うと従業員の多い会社や業界にとって優位な政策を執る事。

大きな組織であれば、そこが儲かれば給料たくさん払えて安定的に税収が見込める。

だからその組織の都合の良い制度にしよう。

それがこの国の、てゆーか先進国はみな同じ。

 

何が正しく、何が本当で、何が必要なのか。我々工務店でしか出来ないことが必ずあります

もしハウスメーカーと同じような事を言ってるだけの工務店がいたならそれは…