綺の家ノート Kinoya note

社長の侃侃諤諤3

最近徐々にシックハウス症候群が増えてきている事をご存知だろうか。いっとき話題になり、ホルムアルデヒド等の

規制や換気の行政指導等により減ったものの、最近また増えだしているそうだ。

 

そもそもシックハウス症候群とは、家を造る際必要とされている接着剤や塗料などに含まれる

化学物質によるアレルギー反応といわれており実はその化学物質自体は自然界にもともと存在する化学物質から、

我々人間が作り出しているものまで、無限といっていいほど存在している。

生きていくうえでなくてはならない空気も、窒素と酸素という化学物質で構成されているし、

水も水素と酸素が結合してできている。なので、ひとえに化学物質といっても何もかもが有害というわけではない。

 

しかし、家を造るのに使用している材料には様々な化学物質が含まれており、

残念ながらほぼ有害な化学物質が含まれていると言っても過言ではない。2003年の基準法改正により規制され、

基準値が設けられることになったトルエンやキシレン、アセトアルデヒドといった化学物質などは

揮発性有機化合物といって気体になりやすく、誰もが日常的に口や鼻から空気と一緒に吸っているのである。

 

そんな揮発する物質を最近吸ってるという事らしい。

最近やたら「高気密高断熱」を推奨してるからね。ま、2020年基準に向けてだから、そうなるのも仕方ないんだけど…

でも、だからといって、シックハウスが増加傾向になっているのは問題だ。

化学物質にはアレルギー反応を引き起こすだけではなく、発がん性があるのも多いので軽視できない。

今や食品にも多くの化学物質が使われており、衣食住は当たり前に化学物質だらけ。

 

だからこそ、綺の家ではせめて住だけでも可能な限り揮発性有機化合物を排除した提案をしたいのである。